2023/04/04 17:31

ジェニンが好きなんですよね。
本当に素敵な街だったし、素敵な人たちだったんです。

ジェニンって聞いても・・・どこ?となるかもしれませんが。

ジェニンはパレスチナ北部の街です。
エルサレムからわたしはバスに乗ってラマッラーへ行って
そしてバスを乗り換えてジェニンへ向かいます。
その間、もうそれはそれはたくさんのチェックポイントがあります。
イスラエル軍の侵攻も目にしました。


パレスチナでもジェニンは最前線と呼んでもいいくらい日々イスラエル軍が昼夜問わず侵攻してきます。
はっきり言って銃声は日常。
この数行で、え?ジェニンやばくない?怖くない?ってなりますよね。
そんなジェニンがわたしはどうして好きになったのか?
本当に人々が優しいんです。
2022年7月31日ジェニンに到着。宿までの道がわからず、銀行の支店長が銀行総出でわたしをヘルプしてくれる。
8月1日、ジェニン難民キャンプ内フリーダムシアターでのフェミニストシアターフェスティバルの演目を観劇するため
シアターへ。終演後、演者、スタッフと食事へ。
すると、イスラエル軍の侵攻が始まる。
市街へ泊まるわたしは徒歩で数分にも関わらず、シアターのマネージャーが車で送ってくれる。その後、キャンプへみんなは戻る。
キャンプへの侵攻で早く帰宅して安全なところにいないといけないのにゲストだからってわたしを守ってくれた。
こういったエピソードは尽きない。
活気のあるジェニン。生きている!と言う空気感。
それだけ死も近い。

ジェニンには鉄道の駅がある。正確には元駅舎。
あのヒジャーズ鉄道の駅舎よ!鉄オタ集合して!!歴史オタも集合して!!


ヒジャーズ鉄道とは↓
一部引用
ヒジャーズ鉄道(ヒジャーズてつどう、Hejaz railway)は、オスマン帝国によって建設された、シリアダマスカスから現在のサウジアラビアの聖地マディーナ(メディナ)までの区間を、シリア、ヨルダン、およびアラビア半島西部のヒジャーズ地方を縦断して連絡した鉄道である。総延長は1,308km、軌間は1,050mmで、オスマン帝国の鉄道網の一部をなしており、当初の計画では聖地マッカ(メッカ)を終着駅にしていた。

アラビアのロレンスにも出てくるアレです。

そんなジェニン市街、ジェニンキャンプへの愛を1冊に.


本当に素敵な街、素敵な人たちです。ジェニン。